SD21-JP022 クリアー・ワールド (フィールド)
このカードのコントローラーは自分のエンドフェイズ毎に500ライフポイントを払う。または、500ライフポイントを払わずにこのカードを破壊する。お互いは、コントロールしている属性によって以下を適用する。
●光:自分は手札を全て公開し続ける。
●闇:自分フィールド上のモンスターが2体以上の場合、自分は攻撃宣言できない。
●地:自分のスタンバイフェイズ時、自分の表側守備表示モンスター1体を破壊する。
●水:自分のエンドフェイズ時、自分の手札を1枚捨てる。
●炎:自分のエンドフェイズ時、自分は1000ポイントダメージを受ける。
●風:自分は500ライフポイント払わなければ魔法カードを発動できない。

透明世界

クリアー・モンスター専用のフィールド魔法。透明という特徴とマッチさせるためにあらゆる属性に関してデメリットが指定される使用難易度の高いカードだ。

 

効果

このカードのコントローラーは自分のエンドフェイズ毎に500ライフポイントを払う。
または、500ライフポイントを払わずにこのカードを破壊する。

フィールド魔法を維持するコストとしてライフを支払わなければならない。手札で発動できるタイプの効果を持つ黄金の天道虫や、永続罠の神の恵みを使用すれば安心して相殺できる。

お互いは、コントロールしている属性によって以下を適用する。

●光:自分は手札を全て公開し続ける。

直接的なデメリットとしては一番リスクの少ない効果である。ただし、光属性最大のカウンターカードであるオネストがあるかないか、常々相手にチェックされるのはかなりキツイ。フィールドサーチ能力を持つエンシェント・フェアリー・ドラゴンを使う場合、このデメリットが当てはめられることになるので注意。
相手フィールドに展開できる光属性モンスターはミラクル・フリッパー、おジャマトリオなどがある。

●闇:自分フィールド上のモンスターが2体以上の場合、自分は攻撃宣言できない。

攻撃ができなくなる闇属性。展開力にあるBFや、ダークモンスターに対して攻撃を抑止することができる。2体以上という条件は思いのほか厳しく、少しの動作でこの条件に当てはまってしまう。
相手フィールドに展開できる闇属性モンスターとしてはD-HERO ディパーテッドガイや
トーチ・ゴーレムが、トークンではナイトメア・デーモンズ、リバイバル・ギフト、ヴィシャス・クロー、ブラック・ガーデンなどがある。これらのカードと絡めたロック機構はクリアー・ワールドを利用したギミックの中でもお手軽にできるものの一つだ。

●地:自分のスタンバイフェイズ時、自分の表側守備表示モンスター1体を破壊する。

毎ターン守備モンスターが減っていく。全てのモンスターを攻撃表示にしている場合破壊効果は起こらないため、スタンバイフェイズまでにエネミー・コントローラーなどで破壊対象を準備しておくことも必要になるかも。また、闇属性ロックと併用した場合、ロックを外される危険性もあるので使用には注意が必要だ。
アイヴィ・ウォール、竹頭木屑などの植物族トークン、あとは寄生虫パラサイドとか・・・。

●水:自分のエンドフェイズ時、自分の手札を1枚捨てる。

毎ターンのハンデス・・・うぜぇ。光属性の手札公開と合わせると相手の葛藤すら筒抜けになってしまうというわけか。
モンスターを主体とする氷結界のロックとクリアー・ワールドを組み合わせた場合は発動手順を間違えてしまうと不具合が起きるので注意が必要である。

●炎:自分のエンドフェイズ時、自分は1000ポイントダメージを受ける。

炎属性らしく、バーン効果を得ることができる。相手フィールドに溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムを置けば毎ターン2000ものダメージが期待できるのはかなり手堅い戦術になりそうだ。ただしヴォルカニックのようなバーンデッキと組み合わせた場合、自らの身を焼いてしまう諸刃の剣と化す。モンスターをほとんど使わないウリアデッキですら、最終的にはここに行き着いてしまうので、召喚すればできるだけ早くゲームエンドに持っていきたい(クリアー・ワールド自体を壊してしまうのもアリか)。

●風:自分は500ライフポイント払わなければ魔法カードを発動できない。

魔法カードに消費税を!!風属性といえばアロマチェインに関する魔法、罠使用の抑止が真っ先に思い浮かぶ。これは一応その方向を意識した能力なのかな。ハーピィや宝玉獣、剣闘獣は魔法カードを多く使うアーキタイプなので影響力がでかいが、ドラグニティや霞の谷はモンスター主体なのでその影響を受けにくい。
ツクシー、エーリアン・スカルによって相手フィールド上に風属性モンスターを置くことができる。

クリアー対応

クリアー・ワールドに対応したデッキを作成する際、クリアーモンスターを使う以外に思い浮かぶ戦術として”モンスターを使わないデッキ”が挙げられる。ウリアのような罠主体デッキ、ヴァンダルギオンドローゴーのようなカウンター主体のバーンなどがこの枠に当てはまる。
また、クリアー・ワールドが適用できない神の領域として
オベリスクの巨神兵と組み合わせるのも魅力的だ。
能力がとにかく多いので、いろんな組み合わせを見つけていくと面白そうである。

デッキ構成

デッキサンプル:

モンスター

魔法
上級
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム×2
神炎皇ウリア×2
クリアー・バイス・ドラゴン×2
クリアー・ワールド×3
サイクロン
トレード・イン
マジック・プランター×2
死者転生×2
手札抹殺
封印の黄金櫃
ガリトラップ−ピクシーの輪−
グラヴィティ・バインド−超重力の網−
ニードル・ウォール
メタル・リフレクト・スライム×2
宮廷のしきたり
激流葬
光の護封壁
拷問車輪×3
死神の巡遊×2
死霊ゾーマ×3
神の恵み×2
神の宣告×2
超古代生物の墓場
下級
闇の仮面
メタモルポット