ボウソウトウクン
ひっさしぶりのトークンサポートカード。トークンサポートカードの歴史は古く、第3期でトークン収穫祭が登場しているが、デッキとして昇華できそうなのは寄生体ダニー以来かも。
効果
◇このカードがフィールド上に存在する限り、攻撃表示で存在するトークンの攻撃力は1000ポイントアップし、戦闘では破壊されない。
トークンを強化&戦闘破壊不可という素敵な全体強化。使っているトークンがアタッカーレベルならフィニッシャーになれるし、攻撃力0のモンスターでも十分な壁になってくれる。トークンは基本通常モンスターであることが多く、下克上の首飾りなど、バニラ路線の強化カードも併用できる。
重要なのはどんなトークンを準備できるか、ということ。ここではトークンを生み出すカードについて掘り下げてみよう。
スケープ・ゴート(速攻)
このカードを発動するターン、自分は召喚・反転召喚・特殊召喚する事はできない。自分フィールド上に「羊トークン」(獣族・地・星1・攻/守0)4体を守備表示で特殊召喚する。このトークンはアドバンス召喚のためにはリリースできない。
遊戯王でトークンといえば、まぁ十中八九ゴートトークンが思い浮かぶ。一度に4体も生み出すことができるその展開力で人気を博し、かつてブームにまでなった経緯もある。何よりシンクロやコストなど数多くのシナジーを呼び込めるのが最大の魅力だ。残念ながら制限カードとなっているが、類似カードとして迷える仔羊や終焉の焔などが存在している。
スライム増殖炉(永続)
自分のスタンバイフェイズ毎に自分のフィールド上に「スライムモンスタートークン」(水族・水・星1・攻/守500)1体を攻撃表示で特殊召喚する。このカードが表側表示でフィールド上に存在する限り、自分はモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する事はできない(「スライムモンスタートークン」を除く)。
一定のルールに従ってトークンを生み出し続けるカードもトークンデッキにとって重要な戦力となる。増殖炉は毎ターントークンを生み出せる万能カードだが、その他のモンスターを使えなくなるデメリットも合わせ持つ。使い方は慎重に。
この他にはブラック・ガーデンや人造天使もこのタイプのカードだ。これらの特徴はデフォルトで攻撃力が付いていること。なので戦力としてより使いやすいというメリットがある。
怨念の魂 業火/炎/アンデット/2200:1900/6
ゼータ・レティキュラント/闇/天使/2400:2100/7
ルールベースのトークン(モンスター版)。どれもデッキタイプが異なるため、共存は難しく、上級モンスターが多い。幻魔皇ラビエルは召喚にクリボートークンを使用することが多く、この中で一番トークンと相性が良い。インセクト
この他にはアルカナフォースXVIII−THE MOON、デス・デンドル、ビクトリー・バイパーXX03(その他、グラディウスシリーズ)などがある。
幻銃士/闇/悪魔/1100:800/4
冥府の使者ゴーズ/闇/悪魔/2700:2500/7
効果は一度きりだが、多数、もしくは攻撃力の高いトークンを生み出せるカード。堕天使アスモディウスやD-HERO ダブルガイなどもある。METABO GLOBSTERやブロックマン、ドッペル・ウォリアーのような生贄をトリガーにする効果は若干使いにくそう。クラスター・ペンデュラムやダンディライオンは代表例の一つ。罠カードの物理分身、クローン複製は条件によってかなり強力なトークンを生み出せる。
ナイトメア・デーモンズ
自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースして発動する。相手フィールド上に「ナイトメア・デーモン・トークン」(悪魔族・闇・星6・攻/守2000)3体を攻撃表示で特殊召喚する。
「ナイトメア・デーモン・トークン」が破壊された時、このトークンのコントローラーは1体につき800ポイントダメージを受ける。
相手フィールド上にトークンを展開するタイプ。リバイバル・ギフトや、ヴィシャス・クローなど、攻撃力の高いトークンを生み出せるのが魅力だ。使うときは洗脳解除と一緒に使用すべし。
デッキ構成
デッキサンプル:
モンスター |
魔法 | 罠 |
---|---|---|
上級 堕天使アスモディウス ゼータ・レティキュラント×3 邪帝ガイウス×3 |
おろかな埋葬 サイクロン スケープ・ゴート トークン収穫祭 トークン復活祭×3 ハリケーン 異次元隔離マシーン×2 下克上の首飾り×2 弱者の意地 死者蘇生 終焉の焔×3 |
クローン複製×2 次元幽閉×3 聖なるバリア−ミラーフォース− 暴走闘君×3 |
下級 幻銃士×3 ダンディライオン×2 クラスター・ペンデュラム×2 |