深遠な君主の誓約
2006年度の世界大会優勝カードがこちら。いつものようにヴィクトリー・ドラゴンと同じ効果を持ったカードですが、スペックが強力になっています。
ARCANEには「秘密の」という意味もありますが、全身金ピカのクセに秘密もクソもあったもんじゃねぇ!ということで「深遠な」の方で訳しました。
「深遠な」とは内容が深くて容易には計り知れないことの意。こっちのほうが神秘的な気がしますね。
TESTAMENTは「契約」と「誓約」で悩みましたが、聖書的には誓約の方がしっくり来るかなと。六法ばかり読んでいるとどうも「契約」という言葉に法律臭いイメージがこびりついていかんなぁ。
効果
◇このカードは特殊召喚できない。自分フィールド上の 魔法使い族モンスター3体を生贄にして生贄召喚しなければならない。
魔法使い族は比較的展開力に優れたシリーズなので生贄に捧げるモンスターを3体並べることは、種族の観点からではやりやすいシリーズではないかと思います。
・墓守の偵察者
展開力はありますが、瞬時に3体を準備できるわけではありません。計画的な生贄要員といったところか。
・召喚僧サモンプリースト
展開といえばこのカード。地獄の暴走召喚と組み合わせることで速攻生贄確保することが可能。その場合核になるモンスターは先にあげた墓守の偵察者やブラッド・マジシャン−煉獄の魔術師−、魔導獣 ケルベロスが便利といえば・・・便利かなぁ(全体的な活躍を考えると)。
・カオス・ソーサラー
墓地を利用した特殊召喚により場に揃えやすい魔法使いモンスター代表。相手モンスターを除外することができるので直接攻撃でライフを0にする必要があるこのカードとの相性は抜群。禁止カードに制定されていなければ・・・ね。
・トリッキーズ・マジック4
貴重な魔法使いトークンの1枚。ただし相手の場に3体モンスターがいなければ3体の生贄は確保できず、直接攻撃という条件に当てはめるには不向きか。
・簡易融合
音楽家の帝王、カオス・ウィザード、サウザンド・アイズ・サクリファイスが今回の条件に一致。以外に重宝するカードかも。
・マジシャンズ・サークル
場に無償でモンスターを召喚できるのですが、召喚タイミングが攻撃宣言時のため、生贄確保としてはどうだろうか。
・闇・道化師のペーテン
発動条件はビッミョーなところもあるカードですが、デッキから場に召喚という効果は貴重。
・見習い魔術師
言わずもがなの魔法使いリクルーター。
その他にも魔導戦士 ブレイカーといった普通にデッキに組み込むことができるのも魔法使い族のいいところですね。
◇このカードの直接攻撃によって相手のライフを0にした場合、このカードのコントローラーはマッチに勝利する。
拡散する波動に対応していますが、方向が少し違うかな・・・。
デッキ構成
今回も3体生贄にこだわったデッキ。最近は封印の黄金櫃によってサーチしやすくなったため、この手のカードも使いやすくなりましたね。
展開力とTESTAMENT OF THE ARCANE LORDSの攻撃力で結構追い込める感じがします。
デッキサンプル:
モンスター | 魔法 | 罠 |
---|---|---|
上級 TESTAMENT OF THE ARCANE LORDS THE トリッキー×2 |
サイクロン スケープ・ゴート ディメンション・マジック ハリケーン×2 ライトニング・ボルテックス 簡易融合×2 光の護封剣 早すぎた埋葬 大嵐 地獄の暴走召喚 天使の施し 封印の黄金櫃×2 抹殺の使徒 貪欲な壺 |
リビングデッドの呼び声 激流葬 神の宣告×2 聖なるバリア−ミラーフォース− 破壊輪 |
下級 霊滅術師 カイクウ×2 マジシャンズ・ヴァルキリア 魔導戦士 ブレイカー 墓守の偵察者×3 ならず者傭兵部隊 クリッター 召喚僧サモンプリースト×2 見習い魔術師×2 聖なる魔術師 |