刀「針」

デメリットというのはただ闇雲に与えられているわけじゃない。多くの場合、そこには何らかの理由が存在する。攻撃力が高かったり、運用が手軽だったり・・・そういったメリットとバランスを取る意味で初めてデメリットは考慮されるものである。

刀語に登場する完成形変体刀の1本”薄刀・針(ハクトウ・ハリ)”は「薄さ」と「軽さ」、そして「脆弱さ」に重点が置かれた刀である。目をこらさないと見えないほどに薄く、壊れやすく、それ故に美しい。散り際の美しさを求めるS-Dとこのテーマは非常に近しいものがあると感じる。
デメリットを持つカードの中には、短命で脆弱であるからこそ手軽に使えるカードが存在する。今回はそういったカードに注目し、軽さと引き換えに脆弱さを持ったデッキを考案する。

内部構成

◇短命である代わりにメリットを得たカード

■スクラップシリーズ(スクラップ・ドラゴン参照)
■コアキメイルシリーズ(コアキメイルの鋼核参照)
■スピリットシリーズ(
八俣大蛇参照)
フェニキシアン・クラスター・アマリリス
■ディストラクター
ヘル・ドラゴン
■ミストデーモン
■疫病狼
■パペット・キング
■破壊竜ガンドラ
光神機−轟龍
■光神機−桜火
■光神機−閃空
■爆炎集合体 ガイヤ・ソウル
邪神機−獄炎
堕天使ゼラート
The big SATURN
■ハイパー・シンクロン
■野性解放
■カラテマン

この中で一番テーマを投影しているのは光神機だ。このシリーズは1ターンという条件付で強力なダメージを相手に与えることができる。また、ガイヤ・ソウル、ミストデーモン、疫病狼はこれに順ずるモンスターである。
アーキタイプという広い視野で見ても、スクラップ、コアキメイル、スピリットはこのジャンルに当てはめることができる。
今回はこれらのモンスターを軸にデッキを構成するため、対直接攻撃用にデスカウンターを張っておくと効果的である。

◇ターン限定で特殊召喚をおこなうカード

■ボーン・テンプル・ブロック
■トライアングル・エリア
■思い出のブランコ
■限定解除
■簡易融合
■デーモンの叫び
光神化
 

これらはターン限定でモンスターを特殊召喚できるカードである。多くは専用性が高く、併用が難しいものだが、今回は光神機をメインで使用するため、少なくとも光神化は役に立ってくれる。限定解除のためだけに儀式モンスターを投入しておくというのもS-Dらしい構成といえるだろう。

デッキ構成

デッキ:『薄刀・針』

モンスター

魔法
上級
光神機−轟龍×2
光神機−桜火×3
神光の宣告者×2
スクラップ・エリア×2
スクラップ・スコール
セベクの祝福×2
限定解除×2
光神化×2
天空の泉
コンフュージョン・チャフ×2
デスカウンター×3
ボーン・テンプル・ブロック×2
死霊の誘い
閃光弾×2
下級
阿修羅
スクラップ・キマイラ×2
スクラップ・ビースト×3
ディストラクター
疫病狼×2
光神機−閃空×3
軍荼利