スピリッツ・オブ・ファラオ/光/アンデット/2500:2000/6
このカードは通常召喚できない。「第一の棺」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。このカードが特殊召喚に成功した時、自分の墓地からレベル2以下のアンデット族通常モンスターを4体まで特殊召喚する事ができる。

ファラオ

”ファラオの遺産”のテーマモンスター。初期考察時ではサポートカードが不足していたため、イマイチな考察に終わったが・・・。
今なら通常モンスター強化のカードもある。デュアルモンスターもいる。

そう、今こそ!!

効果/特殊召喚

このカードは通常召喚できない。
「第一の棺」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。

このカードは専用の棺でのみ特殊召喚することができる。セット後、相手ターンのエンドフェイズまでに発動すれば2ターン越えで召喚できる計算。 棺の枚数はこのカードを使用する際のポイントの一つで、多すぎると事故ってしまうが少なすぎると墓地に落ちたときに戦術そのものが使用できなくなってしまうリスクがある。

第一の棺(永続)
相手ターンのエンドフェイズ毎に「第二の棺」「第三の棺」の順にカードを1枚手札またはデッキから自分フィールド上に表側表示で出す。1枚でもフィールド上から離れると、これらのカードは全て墓地に送られる。全てのカードが自分フィールド上に揃った時、これらのカードを全て墓地へ送り、手札またはデッキから「スピリッツ・オブ・ファラオ」1体を特殊召喚する。

発動のトリガーとなる第一の棺は何枚か積んで、永続魔法の第二、第三の棺 を再利用もしくは保護できる構成にするのが一番落ち着くかな。永続魔法回収、保護の手段として考えられるのは以下。

モンスター 魔法
コアキメイル・シーパンサー
神竜アクアバザル
マジキャット
ヌビアガード
エンペラー・ストゥム
デスグレムリン
氷の女王
鳳凰神の羽根
リサイクル
魔法再生
魔法石の採掘
マジック・ガードナー
 
隠された魔導書
転生の予言

アクアバザル、シーパンサーを含めた水属性ギミックを組んでもいいが、あくまでカードの再利用ギミックなので大掛かりなものは避けたい。リサイクルは便利だが、永続魔法としてフィールドに残り続けるので棺との兼ね合いが面倒という難点がある。
ここはピンで使えて応用も利く鳳凰神の羽根、転生の予言、隠された魔導書辺りを挿していくのがベスト。

効果/通常モンスター

このカードが特殊召喚に成功した時、自分の墓地からレベル2以下のアンデット族通常モンスターを4体まで特殊召喚する事ができる。

特殊召喚と同時に墓地から4体のしもべを特殊召喚することができる。2009.11現在これに対応しているモンスターは11体。唯一地属性の王家の守護者を除き、すべてが闇属性で構成されている。こちらについても数がありすぎるとデッキが回らない危険性があるため、実際にデッキに投入するなら上位3枚程度が望ましい。
マーダーサーカス・ゾンビとファラオのしもべは
悪夢再びによる回収が可能。闇の量産工場は当然3体全てに対応している。・・・もちろん使うかどうかは別として。

名前 属性 攻撃力 守備力
マーダーサーカス・ゾンビ 1350 0
ファラオのしもべ 900 0
王家の守護者 900 0

さすがにそのままでは使いようがないので、ここに通常魔法サポートを盛り込んでいく。

戦闘面に関しては攻撃力を底上げするサウザンドエナジー や下克上の首飾り、相手の攻撃力を下げる窮鼠の進撃、そして1体に攻撃力を集約する魂喰らいの魔刀などがある。
ただし、これらは使える場面が限定されていたりコストが割に合わないなどのデメリット面が多いので、通常・効果双方のモンスターを強化する手段として一族の結束が一番適していると思う(その場合
紅蓮魔闘士などアンデット以外のサポートカードが使いにくくなるが)。アンデットワールド を発動すればまた状況は変わるのだが、正直底まで考慮するスペースはない。

一族の結束(永続)
自分の墓地に存在するモンスターの元々の種族が1種類のみの場合、自分フィールド上に表側表示で存在するその種族のモンスターの攻撃力は800ポイントアップする。

サウザンドエナジー
自分フィールド上に表側表示で存在する、全てのレベル2通常モンスター(トークンを除く)の元々の攻撃力と守備力は1000ポイントアップする。エンドフェイズ時に自分フィールド上に存在するレベル2通常モンスターを全て破壊する。

魂喰らいの魔刀(装備)
自分フィールド上に存在するレベル3以下の通常モンスターに装備する事ができる。
このカードの発動時、装備モンスター以外の自分フィールド上に存在する通常モンスター(トークンを除く)を全て生け贄に捧げる。
生け贄に捧げた通常モンスター1体につき、装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。

特殊召喚用のカードはさすがに数が多すぎるので表でまとめておく。今回はこれに加えてアンデット関連の特殊召喚カードもあるので、よっぽどアドバンテージを得ることができるカード以外は無理に採用する必要はない。

手札 デッキ 墓地
悪魔への貢物
決戦の火蓋
同姓同名同盟
魔の試着部屋
人海戦術
 
思い出のブランコ
オーバーリミット
戦線復活の代償
正統なる血統
蘇りし魂
魂を呼ぶ者
黙する死者
リミット・リバース(低レベル全般用)
エンジェル・リフト(低レベル全般用)
継承の印(同名カード用)

このデッキではあらかじめ墓地に通常モンスターを集めておく必要があるため、積極的に展開できる同姓同名同盟や魔の試着部屋は相性が良い。魔導雑貨商人でも墓地にモンスターを貯めることはできるが、一族の結束を意識するなら控えたほうがいいかも。
墓地からの特殊召喚カードは
地獄の門番イル・ブラッドにも対応できるので、上手く使い分けていきたい。

その他、通常モンスターを有効に利用する手段としてはモンスターと相打ちさせる突撃指令、魔法や罠を破壊する玉砕指令、通常モンスター以外を全て潰すジャスティブレイクなどがある。ジャスティブレイクはアドバンテージをとりやすい良カードだが、その他はスペースと相談ってところか。
コントロールを入れ替える
鹵獲装置やダイレクトアタックできるデルタ・アタッカーなんかは・・・ぐはぁ。

デッキ構成

42枚構成。初期構想の段階ではアームズ・ホールに魂喰らいの魔刀 、戦線復活の代償、スーペルヴィスなどを採用した装備ギミックがあったのだが・・・。
ここではモンスター蘇生ギミックはモンスター効果内で落ち着く形になった。

デッキサンプル:

モンスター

魔法
上級
スピリッツ・オブ・ファラオ×2
地獄の門番イル・ブラッド×2
悪魔への貢物
一族の結束×3
大嵐
第三の棺
第二の棺
突撃指令×2
鳳凰神の羽根×2
魔の試着部屋×3
ジャスティブレイク×2
玉砕指令
聖なるバリア−ミラーフォース−
第一の棺×3
転生の予言
同姓同名同盟
下級
ゾンビ・マスター×3
ボーンクラッシャー
マーダーサーカス・ゾンビ×3
ピラミッド・タートル×2
ファラオのしもべ×3
王家の守護者×3