H2O
通称”水ドラ”。このカードに大寒波を使うとアイス・ドラゴンになるとか、加熱したらスチーム・ドラゴンになるとか・・・。
ちなみに水の踊り子の背景にはこのカードらしきものが描かれている。
効果
◇このカードは通常召喚できない。
◇「ボンディング−H2O」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
このカードを呼び出すには専用カードのボンディング−H2O、さらにその素材となるハイドロゲドン×2+オキシゲドンの計4枚を必要とする。言うまでもないが、水素と酸素を組み合わせるパターンは実際の化学式そのもの。
素材の2体は恐竜族モンスターなので、化石調査による手札サーチ、ベビケラザウルスによる特殊召喚、化石発掘での蘇生などに対応している。
また、ハイドロゲドンは水ドラと同じ水属性なので強欲なウツボや伝説の都アトランティスなど水属性関係のカードを投入可能だ。
ボンディング−H2O
自分フィールド上に存在する「ハイドロゲドン」2体と「オキシゲドン」1体を生け贄に捧げる。
自分の手札・デッキ・墓地から「ウォーター・ドラゴン」1体を特殊召喚する。
ボンディング−H2Oでの水ドラ特殊召喚はあらゆる領域に対応しているので、デッキスペースの節約ができる。
水ドラ考察でこの表記はチート臭いが、実はD−HERO ダイヤモンドガイとボンディング−H2Oを組み合わせればハイドロ、オキシを省略して水ドラを召喚することが可能である(錬金術参照)。
◇このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、炎属性と炎族モンスターの攻撃力は0になる。
炎属性と炎族に対して圧倒的な威力を発揮する。ただし0にするのは攻撃力のみなので、守備表示モンスターには効果がないので注意。場合によってはエネミーコントローラーなどのフォローが便利かもしれない。
基本的に炎属性=炎族だが、ヘリオス・トリス・メギストス関係の3枚とフレイム・ヴァイパーは例外的に炎属性以外の炎族である。
遊戯王の環境では炎属性と対峙できる機会がそれほど多くないので、場合によっては溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムや強制転移などで準備する必要がある。属性変化といえばDNA移植手術だが、全体を炎属性に変化させてしまうと水ドラ自体の攻撃力も0になってしまう。かといって対象を指定できる幻惑の巻物は装備カードなので若干使いにくい。
◇有名どころの炎族、炎属性(〜2009.12)
■剣闘獣ヘラクレイノス ■コアキメイル・ヴァラファール ■ブラック・ブルドラゴ ■ホルスの黒炎竜 LV8 ■ヴォルカニック・デビル ■ジュラック・ヘレラ ■大将軍 紫炎 ■ブラック・ローズ・ドラゴン |
■ネフティスの鳳凰神 ■デスカイザー・ドラゴン ■暗黒のマンティコア ■フェニキシアン・クラスター・アマリリス ■神炎皇ウリア ■エヴォルテクター シュバリエ ■ローンファイア・ブロッサム ■フォーチュンレディ・ファイリー |
こう見ると意外にも様々なアーキタイプに点在していることがわかる。
◇このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に存在する「ハイドロゲドン」2体と「オキシゲドン」1体を特殊召喚する事ができる。
いわゆる電気分解反応。破壊されることで元の水素と酸素に分離する。ボンディング−H2Oさえ使えば再び水ドラを召喚することができるわけだ。必要なのは1枚だけなので、鳳凰神の羽根で再利用しても十分に元は取れそう。
デッキ構成
錬金生物 ホムンクルス採用は初期考察時のアイデア。自身の戦力時は水属性指定でパンプアップ、水ドラ召喚時には炎属性指定で送りつけるという使い分けが可能なナイスカードだ。氷炎の双竜もがんばれば入るか。
デッキサンプル:
モンスター |
魔法 | 罠 |
---|---|---|
上級 溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム ウォーター・ドラゴン×2 |
ウォーターワールド エネミーコントローラー×2 サイクロン ボンディング−H2O×3 ミラクル・フュージョン 化石調査×3 強制転移×3 大嵐 鳳凰神の羽根 貪欲な壺 |
リビングデッドの呼び声 化石発掘 激流葬 聖なるバリア−ミラーフォース− |
下級 錬金生物 ホムンクルス×3 オキシゲドン×3 E・HERO エアーマン ハイドロゲドン×3 E・HERO オーシャン D-HERO ダイヤモンドガイ×2 ペンギン・ナイトメア×2 ローンファイア・ブロッサム |